僕俺私
リレーコラムを2回も書かせてもらったが、
このコラムを書くときにいつも最初に悩むのが、
一人称をどうするかということだった。
「僕」でいこうか「俺」でいこうか、いやいや「私」?
「僕」だとなんだかパンチが弱いし、
「俺」だと強がってるのがバレる。
まあ「私」は固いから最初からない。
その点女性のコピーライターはうらやましい。
「アタイ」とか絶対使わず「わたし」一択。
そういえば最近のグラフィックのキャッチやボディには、
一人称主語がないものが多い気がする。あってもやっぱり「私」だ。
表現に遊びがなくなって、一人称主語に「俺」を使うのも難しくなったのだろうか。
企業の人格をそのまま表す言葉にもなり得るわけだし。
そう思うのは自分だけでありますか?
次来たら、今度は勇気を振り絞って
「オラ」「ワシ」「オイドン」「拙者」なんか使って
コラムを書くかもしれません。っていうか誰か書いて欲しい。
そんなわけで来週のリレーコラムは、
会社同期の生駒健太くんに引き継ぎます。
90人以上の同期の中で、初めての配属先も同じ、座った席も隣同士、
お互い職転でCRに入った何かと縁を感じる男です。
ただ決定的に違うのは、彼は名刺にコピーライターの他に
一級建築士という恐ろしい肩書きが入った無敵のイケメンクリエイター。
たしかジャニーズにスカウトされたこともあるという逸話も。
まあ絶対に、コラムの一人称で「俺」とかつかわない爽やかな友人です。
健太くん、それではよろしくお願いします。