下ネタが命を救った?(前篇)
新橋にある燻製のうまいお店「いろり村」カウンターで、
辛口の冗談で何度も大笑いさせていただいた波多野治さんから
バトンを受けました小林秀雄と申します。
幼少の頃よりつい下ネタを書いてしまう癖があり、
50を目前にした今でも、まったく治る気配がありません。
しかし、長年下ネタを書いていると、目を丸くする、
はたまたじーんとするような出来事とも、遭遇するものなのですね。
時計の針を戻してみます。僕が20歳の学生の時、
週刊文春誌上で糸井重里さんが「萬流コピー塾」の連載を
始められました。
それまで雑誌等に投稿したことはなかったのですが、
小田急線の中吊り広告で塾の開始を知り、
ともかく出してみようと思ったのです。
萬流コピー塾は家元である糸井さんが毎週お題を出し、
塾生(読者)がハガキで投稿します。
書き始めてみると、意識しているわけではないのに、
出てくるものは下ネタばかり。
当時掲載されたものをいくつか並べてみます。
前がお題、「」が僕のコピーです。
春の日本観光ポスター「旅のマスはかき捨て」
ゴールデンウィークを家ですごそう「寝る子のあそこは育つ」
懐中電灯「今までの検便では物足りないとお思いの貴兄に。
まるごと一本入ります」
こういったしょ~もないものが、延々と続くのです。
そんな投稿を続けていたある日、久しぶりに糸井さんとお会いし、
予想もしなかった一言をいただきました。
糸井さん「あっ、小林だ。あははは」
小林「どうもこんにちは」
糸井さん「小林のおかげで、何人の命が救われていることか」
小林「???」
まったく意味が分かりませんでした。
自分が人の命を救うって、どういうことだろ?
糸井さんに理由をうかがわなかったので、
それは事あるごとに鎌首をもたげてくる、
大きな?となったのでした。
(つづく)
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