ガバチョの国で高山病
こんばんわ。
齢●●にして富士山登頂を果たした長谷川智子です。
標高3766mの富士山から、お話は、
標高3600mのクスコに移ります。
クスコは南米ペルーのクスコ県の県都。
世界遺産のマチュピチュは、
このクスコから行くのが一般的です。
昨年夏、幼いころからの憧れだった
マチュピチュを訪れた私は、
念願がかなったのと、感動の景色に、
ついついビールのグラスを重ねてしまい、
案の定、恐ろしい吐気と下痢に襲われました。
そう、アルコールの飲み過ぎによる典型的な高山病です。
遺跡のある村から、クスコの街に戻ると即病院送り。
一晩、外国人用スイート病室で
点滴の管につながれて過ごしました。
テレビから流れるNHK国際放送。
旅行で見逃すはずだった「あまちゃん」第153回!
薬師丸ひろ子さん演じる鈴鹿ひろ美が、
音痴を克服して「潮騒のメモリー」を歌うという
感動のクライマックス!!
窓の外は、輝くクスコの夜景と雄大なアンデスの山影。
見上げれば、点滴の管。
マチュピチュの感動の思い出と、
内臓が全てストップしたような具合の悪さ。
暖かい病院のスタッフへの感謝と、
ことばがまったく通じない心細さ。
あらゆることがミスマッチな中で、
ミスマッチに流れる日本語の調べ~。
泣けました。
わかることばは、沁みるんです。
それはさておきタイトルの説明です。
アンデスの民族衣装「ポンチョ」はご存知ですか?
ポンチョは、貫頭衣(布地に頭の通る穴を空けただけの簡 素な衣類の形式)やダルマティカ(→洋裁)に類される衣 類だが、主に通常の着衣の上から防寒・防風のために着用 される。このため、撥水性・断熱性に優れる毛織物で作ら れる。アンデス文明の頃から利用されているが、後述する ように雨具として現代の素材で作られた製品もみられ、ま たそういった現代の製品では用途に合わせて工夫が凝らさ れているものも少なくない。
このポンチョのこと、
ずっとガバチョと言ってました。私。
ポンチョとガバチョ、似てますよね!!
ガバチョ、イメージ南米っぽい名前だし。
ほら、髭を生やして、パイプ加えて、ちょっと強面で
ロバに乗って、アンデス山脈を旅してそうな。
(ドン・ガバチョはひょっこりひょうたん島ですけどね)
そんなことばの意地悪に振り回されてます。
では、またあした。
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