リレーコラムについて

TCCが好きだ。

竹田芳幸

更新遅くなってすみません。
コラム最終回は「TCCが好きだ。」です。

本年度、TCC新人賞をいただき、会員となった僕ですが、
昔からTCCとは不思議な繋がりがありました。
というか、竹田芳幸はTCCがつくったコピーライター!
と言っても過言ではありません。
なので、TCCが大好きで、TCCに感謝していて、
TCCのために何かしたいと思い、新しいプロジェクトを立ち上げました。
というお話。

僕とTCCの関わりは2008年に始まりました。
当時僕は、goen゜という会社で
プロダクションマネージャーをしていました。
そのころ、TCC年鑑のデザインをgoen゜が担当することになり、
制作進行のお手伝いとして関わったのがはじまりです。
いわゆるバスの年鑑。
僕がコピーライター志望であることを森本さんも知っていたので、
この案件には深く関わらせてもらいました。
撮影現場の雑務をこなしながら、
多くのコピーライターの方々と出会い、
憧れの気持ちは一層強くなり、
年鑑の販促用ポスターを貼りにいった授賞式では、
「今度は、受賞者としてここに立ちたい」と強く思ったのでした。

そして、コピーライターになるべくgoen゜を退職した直後、
TCC年鑑の発売イベントに参加し、僕の人生は大きく変わります。
コピーライターとして転職するために
いくつかの会社を受けていましたが、
未経験の僕を雇ってくれる会社は無く、思い悩んでいた当時。
何かのきっかけになればと参加したのが、
TCCクラブハウスでのトークイベント「おこしやす TCC」でした。

その年の新人賞受賞者を中心にしたトークショーだったと思います。
(内容は全然覚えてません。すみません。)
転機となったのは、終了後にクラブハウス内で行われた懇親会。
そこで出会った同郷のコピーライター大石さんに、現状を相談していたところ
名刺をつくって、コピーライターをはじめることを勧められました。
その言葉に感化され
「どうせ、誰も雇ってくれないなら、自分で初めてみよう。」
と思い名刺をつくったのがコピーライター竹田芳幸のはじまり。

※実は、この話、4年前の大石さんのリレーコラムに出てきます。
 http://tcc.gr.jp/relay_column/show/id/2631/page/1 

とはいえ名刺をつくったものの、そんなに簡単に仕事が来るわけも無く、
友人・知人のつてで細々とライティングの仕事をして暮らしていた1年間。
その中で、今度はTCC賞審査会のアルバイトというものを経験します。
応募作品に番号をつけて審査用の台に並べるバイトです。
浜松町のホールへ通った十日間。
これも、コピーライターとして成功したいという想いを強める
良い経験となりました。

そして今年、新人賞をいただき、TCC会員に。
その間も、TCC賞展の行動展示や、
TCC関連のイベントには参加し続けてきました。
こんなにもTCCが好きな新人会員は、他にいないでしょう 笑

そんな大好きなTCCに恩を返すために、
自分のコピーライターとしてのスキルを向上させるために、
有志のメンバーで新プロジェクトの準備を行っています。

それが、東京コピーライターズクラブ大学(仮)。
TCC会員の持っている知識と経験を、
若手コピーライターへ伝承していくためのプロジェクトです。
TCCが外部に向けて、講座を行うという新たな取り組みであり、
TCCの在り方を変えていく挑戦だと思っています。
(新参者が偉そうに、すみません・・・)

実は昨日、東京コピーライターズクラブ大学のテスト授業がありました。
岩田純平さんに講師をお願いし、
若手コピーライター30人を集めて行った第0回授業。
反省も色々ありましたが、TCCの新しい挑戦として
確かな手応えを感じることが出来ました。
正式開校は、年明け。(予定)
コラムを読んでくれている若手のコピーライターの方々も、
TCC会員の方々も、是非、参加してください!!

というわけで、竹田芳幸のリレーコラムは、これにて終了です。
1週間お付き合いいただき、ありがとうございました。
実は、「冷やし中華が好きだ。」というコラムを書き忘れたのですが、
それはまた、バトンが回ってきた時に書こうと思います。

そして最後に、この場を借りて、
コピーライター竹田芳幸を支えてくれた皆さんへの
お礼をさせていただきます。

コピーライターになるきっかけをつくってくれた大石さん。
コピーライターとしてはじめての仕事をくれた嘉村さん。
おこしやすTCCに誘ってくれた西垣くん。
仕事もお金もなかった当時の僕を支えてくれた左京さん、榎本さん、
シブヤ大学のみんな、ASOBOT・CAMP4のみんな、あやめぐさのみんな。
仕事の基礎を教えてくれた京王エージェンシーの先輩方。
一流の広告の仕事を教えてくれた森本さん、goen゜のみんな。
コピーライターとして初めて僕を雇ってくれた浪漫堂のみなさん。
講座や賞で出会った同世代のライバル達。
横尾さんやgreen birdのみんな、学生時代の友人、
なんだかよくわからない仲間・後輩たち。
いま仕事でお世話になっている、CD、AD、D、Prのみなさん。
受賞作をつくらせてくれたZ会のみなさん。
講座でお世話になった、谷山さん、井村さん、虎太郎さん、照井さん。
そして、師匠であり、受賞作のCDでもある小西さん、
POOL inc.のみんな。
本当に、本当に、ありがとうございました。
みなさんへの恩を返せるように、
これからも、これまで以上に、頑張ります!
引き続き、よろしくお願いします。

さて、来週のリレーコラムは、
新人賞同期で、東京コピーライターズクラブ大学のプロジェクトを
一緒にやっている電通の武田さとみさんです。
不思議な魅力を持った、というかちょっとおかしな女の子です。
きっと、僕の100倍くらい面白いコラムを書くと思います。
ご期待ください。

以上、POOL inc. 竹田芳幸でした。

ご感想やご意見ございましたら、こちらへお願いします。
takeda@pool-inc.net

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