夢で逢いましょう
TCC同期かつ大学の先輩でもある
素敵な兄貴的存在の境祐介さんより、
コラム担当のご指名をいただきました、
電通所属の大津裕基と申します。
さて、これから一週間一体何を書けばいいのやら。
おもむろに自己紹介などしても、
出力して便所紙にしない限り糞の役にもたちませんし、
気を利かせて世相を斬ろうとしても、
朝まで生テレビを朝まで観る根性もない人間なので、
返り討ちにあうに決まっています。
野球が好きなので、野球の話をします。
プロ野球選手は一流のコピーライターです。
彼らが発信する言葉は球界のみならず、
広く世の中へと浸透していきます。
松坂大輔選手の「リベンジ」など、
その発言が流行語大賞に選ばれることも多々あります。
特に、「契約更改」や「引退」の場面で
数々の名言がこの世に生まれてきました。
ここで、私が選ぶ珠玉の名言をそれぞれ
3本ずつ紹介させていただきます。
〜「契約更改」の名言〜
多村仁志選手
(1億)出さないと球団が恥ずかしいと思う。
福留孝介選手
上がった分は、寄付するつもりだった。
福留孝介選手
誠意は言葉ではなく金額。
いかがでしょう。
「もっと金をよこせ」と言う主旨の発言なのに、
清々しさすら感じられませんか。
しかし福留選手、
この発言の数年後に起きた東日本大震災の際、
被災地に100万ドルを寄付していたことが判明。
イメージ一転、一躍ヒーローとなったのでした。
続いて、「引退」の名言です。
〜「引退」の名言〜
緒方孝市選手
試合が終わればユニフォームが真っ黒に。
そんな選手でありたい、そうありたいと、
最後の最後まで思っていました。
野村克也選手
できることなら頭の中はそのままに、
18歳の頃に戻りたい。
野球というスポーツがどういうものか、
わかり始めたところなんです。
大杉勝男選手
最後に、
わがまま、気ままなお願いですが、
あと1本と迫っておりました、
両リーグ200号本塁打。
この1本をファンの皆様の夢の中で
打たせて頂きますれば、
これに優る喜びはございません。
「引退」の名言はかっこ良くてしびれるものばかり。
大杉選手のコメントは、
引退後はコピーライターに転職するのではと思うほど。
いつか私も、人の心に届いて、長い間残るような、
そんな言葉を書きたいものです。
それではこの辺で初日のコラムを終えたいと思います。
ただ今、午前3時。
朝までに送る予定の、とある仕事のキャッチコピーを
いまだに書けていません。
最後に、
わがまま、気ままなお願いですが、
〆切りあと数時間と迫っておりました、
キャッチコピー。
このコピーを皆様の夢の中で書かせて頂きますれば、
これに優る喜びはございません。
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