リレーコラムについて

2本線のadidas

関一行

きょうもお国柄の話をしますが、
マッキャンの元社長で、長きに渡りACCの審査委員長を務められた坂田耕さん
からお聞きしたお話。

数年前、坂田さんがご夫妻でニューヨークを旅した際に、アディダスショップ
に立ち寄ったそうな。
そこで、奥様が、ある帽子を手に取り店員にこう尋ねたという。

「これの2本線のあります?」

ナイス!奥様、かなりの天然、最高です(笑)

そこで、僕的に想像してみた。
もし、これと同じ質問を世界中のアディダスショップでしてみたら、それぞれ
の国の店員はどんな反応をするか。

@アメリカのアディダスの店員
「オー・マイ・ガー! 昨日まであったんだけど、残念だったねw 」
ジョーク好きなアメリカ人。おそらくこんな言葉が返ってくるでしょう。

@ドイツのアディダスの店員
「当アディダス社は創業以来3本線をパテントとして世界展開しているメーカ
ーで、スポーツ用品始め、ウエア、その他全て3本ラインを基調として。。。」
勤勉実直、マジメなゲルマン民族。

@イギリスのアディダスの店員
“We haven’t it.” (英国風にdon’t haveでなく)
そしてそのあと小声でFuck!

@フランスのアディダスの店員
「マダムには2本線より3本線のほうがお似合いかと思いますが。」
パテントうんぬんより、美意識優先のアドバイス。

@イタリアのアディダスの店員
「ホンダ! ナカータ! スシ! 」
ただただノー天気。

@日本のアディダスの店員
「少々お待ちください。」と言い上司を連れて来て、その上司がカタログを見
せながら「あいにく2本線は作ってないようですね。大変申し訳ございませ
ん。」と、懇切丁寧、低姿勢に接客。とりあえず苦情が出ないよう配慮と保身。

@中国のアディダスの店員
「あるよ。」と実際に2本線のアディダスを持ってくる。
あるんかい!

てな感じかな。
まあ、かなりの偏見に満ち満ちております。それぞれの国の方々、悪意はあり
ませんのでお許しを。
アディダス社の方々、お気を悪くされたらゴメンナサイ。
Just do it!

NO
年月日
名前
5719 2024.07.12 吉兼啓介 短くても大丈夫
5718 2024.07.11 吉兼啓介 オールド・シネマ・パラダイス
5717 2024.07.10 吉兼啓介 チーウン・タイシー
5716 2024.07.09 吉兼啓介 吉兼睦子は静かに暮らしたい
5715 2024.07.08 吉兼啓介 いや、キャビンだよ!
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