リレーコラムについて

そして、コピーライターはつづく

林まり子

言葉は人格であり、生き方の姿勢。

私が尊敬する児童心理学の佐々木正美先生は、そう話しています。
「言葉遣いがその人の人格をあらわす。
だから特に母親が子供にどんな言葉で話しかけるかで
人間の成長が変わってくる。
相手を否定する言葉は、子供の成長を著しく阻害する。」

私のいまの仕事は人材開発。
CR局員の成長を育む仕事です。

たとえば、最近力を出せないない人に、どう語りかけるか。
言い方しだいでは、相手を委縮させてしまいますし
相手の性格とかライフステージをよく考えて
その人にあった語りかけをする必要があります。

現状分析から目標値の設定し、
その間をうめるにはどうするかを考える。
態度変容につなげる。

つまり、語る相手が「世の中」から「個人」になっただけで
私の仕事はコピーライター時代と何ら変わりません。

局員は忙しいので
直接話せないときはメールのこともあります。
書くスキルはここで活かせます。

人材開発の仕事はいいかえれば
局員をクライアントにしたコピーライターといえるかも。
そんなことで、いまだにTCCの会員でおります。

さて、
前回の中山さんの定年につづき、私は子育てについて書きました。
ライフステージのお話しが続き、
コピーライターのきらびやかな世界を読みたかった方には申し訳ないです。

ひとつ補足しますが
会社には子供を産んでも変わりなくバリバリ働く人もいます。

いまはワークライフバランスが選べます。
選べるから、迷ったり悩んだりする。
悩んだ中で、自分なりの結論を出して
行動に移すしかないと思います。

一生懸命やっていると
誰かがかならず知恵を貸してくれます。
デジタル時代ですが、結局、最後は人間関係です。

たくさんの仲間に支えられ
今日も、やりぬくことができそうです。
ありがとうございます。

読んでくださった方、
どうもありがとう。

これから引き継ぐ人を探しにでかけます。

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