リレーコラムについて

エンドロールのはなし

眞鍋海里

エンドロールには、まだ早い。

いくらつらいことがあろうとも、
何度となくこの言葉で救われてきた。

誰かの言葉なのか、自分で言い出したのかわかりませんが。

映画はスライス・オブ・ライフと表現される。

死にそうなぐらいつらいことがあった時、
自分の人生を映画に例える。

ここでエンドロールが流れてしまえば、
こんなに悲しい物語はないなと思う。

心が弱ってる時、ひとは自分を悲劇のヒロイン化してしまいがちです。

でもまぁ、実際のところ、エンドロールはまだ先のこと。

今のつらさなんて、この後訪れるハッピー・エンディングに向けた
物語の抑揚の一部に過ぎないのだよ。

そう、エンドロールにはまだ早い。

※ただ、僕の人生はコメディーかもしれない!!そりゃないぜ!

眞鍋海里

NO
年月日
名前
5719 2024.07.12 吉兼啓介 短くても大丈夫
5718 2024.07.11 吉兼啓介 オールド・シネマ・パラダイス
5717 2024.07.10 吉兼啓介 チーウン・タイシー
5716 2024.07.09 吉兼啓介 吉兼睦子は静かに暮らしたい
5715 2024.07.08 吉兼啓介 いや、キャビンだよ!
  • 年  月から   年  月まで