コピーライター ☓ ?
タカハシマコト
かけ算は、それぞれの数字が大きいほうが答えが大きくなりますが、仕事の場合、「専門性が高い」ほうがかけ合わせたものの爆発力が大きくなる気がします。
言葉の専門家であるコピーライターに、コピーライターであるだけにとどまらない他のジャンルや要素を取り入れるのを勧めてきたのは、そのためです。
今週お話ししてきたニュースやスピード、本を書くといったことは単に僕の個人的な体験によるひとつの例で、かけ算には無限の可能性があります。
たいした専門性もないのに、流行りの「セルフプロデュース」だけで名前を売っても、未来は暗いと僕は思う。そんな人が少なくない時代だからこそ、コピー100本ノックや連日の徹夜作業で下積みを重ねたプロフェッショナルのコピーライターが、活躍の場を拡げることに期待したいのです。
かけ算の答えを見つけるのは、あなたです。
さて、来週は電通の鶴香奈子さんにバトンタッチ。今週のややマジモードとは一転した下ネタ満載の爆笑コラム(勝手に予想)にご期待ください。
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