番外編
こんにちは、コバサキです。
今日でコラムも終わりなので、番外編。
バトンをもらった時の話をします。
コラムの話を妹に相談した時、こんな会話がありました。
私:「ねぇ、なんか他の人があんまり経験したことないような、
面白い話を書かなきゃいけなくて。。。
何がいいかな〜。うち田舎だったから、田舎エピソードがいいかなぁ。。。」
妹:「熊の肉の話は!?」(即答)
私:「・・・え?」
妹:「だから、熊の肉もらった時の話!」(食い気味)
私:「・・・え?」
妹:「フミさんから熊の肉をおすそ分けでいただいたけど、臭くて食べれなくて、
朝こっそり隣のおじちゃんちのポチにあげたら、喜んでポチが食べてたって話。」
私:「いやそれはさすがに・・・さすがにおまえどんだけ田舎で育ったんだよってなるじゃん。
いや田舎なんだけどそのエピソードはちょっと引かれないかい…?」
妹:「そう?これ私の鉄板ネタだけどね〜。」
※フミさんは、猟師をしているおっちゃんです。
私:「・・・あれ?じゃあ、そういえば、イノシシの肉もフミさんだっけ?」
妹:「いや、イノシシはナホちゃん。」
※ナホちゃんは、フランスでお菓子を学んで戻ってきたパティシエのお姉さんです。
ということで、姉妹で話は盛り上がったけど、
さすがにこれはド田舎ネタ過ぎて通じないんじゃないかということで、
熊やイノシシの肉の話は却下になりました。
もしこの話に興味のある方は、機会があれば私の妹に直接聞いてみてください。
おそらく、語り慣れていると思うので。笑
ちなみに、私のまわりのごく一部、本当にごく一部の人間は、
育ってきた環境によって価値観が異なること、
これを「セロリ現象」と呼んでいます。
山崎まさよしさんがSMAPに提供した曲、「セロリ」が元になっています。
♪育ってきた環境が違うから 好き嫌いはイナメナイ♪
というやつ。
使い方は、
「あ、これセロリだわ」
「あーセロリってんなー」
「セロリ現象きたわ」
などなど。
最近会社の後輩に
「年の離れた先輩との会話が噛み合わない。」と相談されたので、
「あぁ、それセロリだよ。」と説明したら、
フッと笑ってくれたあとに
「いや、わりと真剣な話なんですけど。」
と言われました。
…
…
・・・バカな先輩でごめんなさい。。。
でも結局のところ、育ってきた環境はみんな人それぞれ違っていて、
だからこそ、いろいろな考えが生まれるんですよね。
だからこそ、いろいろな視点が生まれるんですよね。
だからこそ、街で見かけたコピーに、
「うわ!そんな表現があったのか!」と思う瞬間があるんですよね。
わたしたちゆとり世代の
小学校の国語の教科書の主要登場人物である、
金子みすゞ氏はこう言っています。
「みんなちがって みんないい」
なぜならそれは、セロリだからだと思うのです。(持論)
小鳥は、地面を走るのではなく、お空を飛ぶ環境で育ったから。(持論)
鈴は、たくさんな唄ではなく、きれいな音を出すために生まれてきたから。(持論)
「鈴と小鳥とそれからわたし みんなちがって みんないい」
あなたもセロリ。
わたしもセロリ。
みんなセロリです。
でもやっぱり、つまるところは、「単純に君のこと好き」なのかもしれないです。
…
…
…意味わからないですね、すいません。
金子みすゞさんの詩も、山崎まさよしさんのセロリも、大好きです。
バトンをいただいて、校長先生との再会エピソードをきっかけに思い出を遡り、
個人的になんだか懐かしい気持ちに浸った一週間でした。
当時のことを思い出すために、幼馴染のカズくんに連絡をしたら、
牛乳パックで作ったイカダで川下りをしたら転覆したよね、とか
全校で焼きいも大会したよね、とか
冬、崖みたいなところからソリすべりしてたよね、とか
出るわ出るわ。
なんだかんだ電話で2時間近く話しこんでしまいました。
カズくん、ありがとう、またみんなでどっかで集まれたらいいね。
「小学生のときの作文残ってたら送って!」という娘からのいきなりの連絡にもかかわらず、
「はいよ」と送ってきてくれた母。
小学生のときのものだけでなく、保育園の卒園文集から、よくわからないラクガキ帳まで、
なんだかんだ捨てずにとっておいてくれたことに感謝です。
ゆとりの話というか、田舎の小学生エピソードがほぼでしたが、
一週間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
次は、まちがえてトイレのドアを開けてしまったのに、
まったく動じずステキ対応をしてくださった石本さんにバトンをつなぎます。
よろしくお願いいたします!
私だったら、いきなりトイレのドアを開けられたら、めちゃくちゃ動揺するのにな。
あ、これもセロリだ。