リレーコラムについて

好きなモノについて書く、他愛のないコラム③

湯治健富

温泉が好きです。

別に苗字が「湯治」だからというわけではありません。

以前のコラムにも書いたように、15年近くは「山田」でしたし、

そもそも「湯治」家のほうは、和菓子職人でしたから。

たまたま地元に温泉街というだけでしょうけど、

少なからず、いまの温泉好きには、その影響はあるかもしれませんね。

いちばん温泉に行きまくってたのは、大学生のころでした。

当時は、中古の軽自動車を持っていましたし、

熊本は市内からも温泉に入れる場所はかなり近いので

週に1~3回は行ってたような気がします。

同行するメンバーは、主に合気道部の連中でした。

同行と言っても、ほぼ“拉致”に近く、アパートの前に車を付けて、

「ちょっと出てきて」と電話をかけます。

出てきたら、「ちょっと車に乗ってみて」と乗せて、

そのまま自分が行きたい温泉まで車を走らせてました。

黒川とか、阿蘇とか、天草とか、玉名とか・・・。

「レポートが…」とか「飲み会が…」とか「彼女が来てて…」とか

いろいろな抵抗があったような気がしますが、

「まぁまぁ、行ってから考えんね」と連れ出していました。

でも、不思議なことに、温泉に浸からせると、

たいていの人達は抵抗をしてたのも忘れてしまうんですよね。

で、普段の稽古のときには出てこないような話も聞けたり

将来のこととか、恋愛のこととか、かなり個人的なことも話してくれます。

ぼくはぼくで、うんうんと聞きながら、

お湯に浸かったり、サウナで汗をかいたりして、

ボーっとしてるだけで、ちょっとした事情通になってました(笑)。

それでも帰るころには、連れてきた人はすっきりしてますから、

まぁ、強引に連れて来た(拉致った)甲斐はあったと思います。

もちろん、彼らには帰ってから、

レポートや飲み会ドタキャンや彼女放置などの

辛い現実が待っていたでしょうけど。

あ、もちろん、一人で行くのも大好きです。

むしろ、半分くらいは、一人で行ってたんじゃないでしょうか。

それはそれで楽しいもので、入浴の仕方にもこだわったりしてました。

まず、ズボンを右足から脱ぎはじめて、裸になります。

浴場に入ると、頭と顔を洗ってから、体を洗います。

体は右手から洗いはじめて、首でフィニッシュ。

そこからお湯に浸かるかと言えば、そうではなく、

8分ほどサウナに入って、3分ほど水風呂に浸かります。

それを3回繰り返して、ようやくお湯に浸かるわけですが、

まずはジェットバスや電気風呂などを堪能してから、

ゆっくりと室内のお湯に浸かります。

で、そこから露天風呂に行くわけですが・・・・

っていうか、なんか長々と書いてるだけですね。

とりあえず、これくらい温泉が好きなわけです。

ちなみに、3月には大分の別府温泉に行く予定です。

別府温泉の男達や、女将達や、踊り子達に会うために・・・

明日は、ジョジョについて書きます。

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