松下電器産業 企業広告 イマジン 肋骨レコード 180秒 N:どうしても聞きたい音楽があった。
40年前、
この国では西側の音楽は許されていなかった。
ジャズも、ロックも、そして亡命した人々の音楽も
聞くことはできなかった。
町で流れているのは愛国歌や労働歌ばかり。
好きな音楽を自由に楽しみたい。
恋や愛を高らかに唄う心の歌を自由に聞きたい。
人々のおさえようのない情熱は、やがて、ひとつのレコードを産みだした。
ナ・リョーブラ=肋骨レコード。
通常のレコード素材が手に入らないため、
人々は肋骨の写ったレントゲンフィルムに
音楽を刻んだのだ。
M:BG~(ベサメ・ムーチョ)(肋骨レコード)
N:モスクワのコンスタンチン・グシコフさんが
大事に隠し持っていた1枚の肋骨レコード。
それは彼が青春を共にした「ベサメ・ムーチョ」でした。
40年の歳月につぶされたこのレコードの溝には、
彼にとってかけがえのない音楽が
確かに刻まれているのです。
M:BG~(ベサメ・ムーチョ)(新)
N:すべてが開放されたいま、
好きな音楽が聞ける。
自由に楽しむことができる。
町では、さまざまな音楽があふれている。
いまではもう、肋骨レコードをつくる人は、いない。
アナログからデジタルへ技術が進歩する時代の中で
変わらないのは、音楽を愛する人の気持ちです。
パナソニック コンポーネントシステム イマジン。
あなたの心をふるわせたい。
ヒューマンエレクトロニクスの松下電器。
NO.6968
広告主 | 松下電器産業 |
---|---|
業種 | 家庭電器・AV機器・コンピュータ・OA機器・通信機器・ビジネス用品・電信電話サービス |
媒体 | ラジオCM |
コピーライター | 糴川航嗣 |
掲載年度 | 1991年 |
掲載ページ | 198 |