カルピスソーダ初恋講座A 60 男:
カルピスソーダ初恋講座、さて今日の生徒は、

女:
バスケットをやって、背が3cmのびた小川明代です。
15歳。毎朝、駅で会う人。
その、ひとしさんが乗る電車は、7時43分で、
私たちが着く電車が7時40分。

男:
ということは、会う時間というのは、

女:
3分間くらい。

男:
3分間の恋!

女:
電車が遅れるともう、パッと見て終わっちゃう。
一ヶ月位たってから、じっと目を見て、
こうやって頭を下げて、それから今は、お早よう、
って言ってくれるようになった。

男:
だんだん進行してきてるんだ。

女:
だんだん、ほんのちょっとずつ。

男:
あ、そう! この先どうしたい?

女:
願わくば、つき合って下さい。

男:
もっと願わくば

女:
もっと願わくば?海に連れていって下さい。

男:
初恋にあこがれている君。
ただいま初恋中の君。
もう、すんでしまった君。

SE:
シュポッ

男:
はじける青春に、

M:
白くはじけるカルピスソーダ。

NO.11645

広告主 カルピス食品工業
業種 食品・飲料
媒体 ラジオCM
コピーライター 田中徹
掲載年度 1981年
掲載ページ 335