マラソンランナー゛君原健二 60 N:
その昔、ひとりの若者が
マラトンの野からアテネに向かって走ったという。
その距離42195m。
君原健二37歳。
彼は、この距離に40回挑んだ。
だが、彼が偉大なランナーであるのは、獲得したメダルのためではない。
出場すること40回。棄権ゼロ―
すべて最後まで走りつづけたという平凡な事実である。
N:
(君原)「私は苦しくなると、よく休みたくなるんです。
そのとき、あの街角まで、あの電柱まで、あと100mだけ走ろう。そう自分にいいきかせて走ります」
N:
疲れたら歩いてもいい、休んでもいい。
しかし、最後まで走りつづけなければゴールは見えない。
S:
すててはいけない
キミの人生。
NO.12262
広告主 | 公共広告機構 |
---|---|
業種 | マスコミ・出版 |
媒体 | TVCM |
コピーライター | 井上光央 |
掲載年度 | 1980年 |
掲載ページ | 263 |