キヤノン販売 カラーイメージランナー フェルマーの定理
ラジオCM 120秒 M:
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NA:
xのn乗+yのn乗=zのn乗は、
nが2より大きいとき、正数解を持たない。
17世紀の数学者、ピエール・ド・フェルマーが、
本の余白に書き残した、一見シンプルなこの数式。
のちの数学史上最大の難問と言われた
「フェルマーの最終定理」である。
300年以上もの間、
世界中の数学者やコンピュータまでもが、
この定理の証明に次々と挑んでは、挫折した。
この定理を証明するきっかけをつくったのは、
日本の天災イ数学者、谷山豊と志村五郎。
まだ、戦後まもない頃、
彼らの小さなアパートで書き上げられた論文は、
のちに、フェルマーの定理を証明する、
重要な基礎となった。
その後も、リベット、フライ、メイサーなど、
世界の数学者たちの挑戦は続いた。
この「史上最大の難問」に決着をつけたのは、
イギリス人数学者アンドリュー・ワイルズ。
小学生時代に図書館で「フェルマーの定理」を知った彼は、
大人になっても、ずっと
この定理を自分で証明したいという情熱を持ち続けた。
NA:
1994年、秋。
歴史に存在するすべての数学を使って、
その定理は証明された。その瞬間を、彼はこう語っている。
「言葉にできないほど美しく、
あまり単純でかつエレガントだったので
はじめは信じられなかった」
すべての数学者たちのナレッジが結晶となって、
彼に奇跡の瞬間を、与えたのかもしれない。
いまと過去、人と人のナレッジをつなぐ、
デジタル情報のゲートウエイ。
キヤノン カラーイメージランナーシリーズ、誕生。
NO.19690
広告主 | キヤノン販売 |
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業種 | 家庭電器・AV機器・コンピュータ・OA機器・通信機器・ビジネス用品・電信電話サービス |
媒体 | ラジオCM |
コピーライター | 斉藤直之 |
掲載年度 | 2004年 |
掲載ページ | 195 |
斉藤直之さいとう なおゆき
2000年入会