5歳の息子の家出先。 「たびにでます」
チラシの裏に書かれたメッセージに、古典的だなぁと噴き出してしまった。
うちの夫婦は共働き。朝、保育園への息子の送り出しは僕。夕方のお迎えは妻。
二人が忙しくてどうしようもないときは、近所で暮らす妻の両親に”ヘルプ”を出す。
いっしょに住まずに家事や育児を支えあう。
すこし離れた「二世帯」のような暮らしが、広がっているらしい。
今朝、息子を叱った。ママのケータイを勝手にいじったから。
そこからは消息不明。と、思っているのは本人だけ。
歩いて5分の義両親の家に、若き家出人はかけこんでいるのだ。
じぃじとばぁばにたっぷり甘えて、ケロッとしている姿が目にうかぶ。
今日は何時ごろ迎えにいこう。義父にメールで様子を聞いてみるかな。

二世帯、近居、遠居。
親子の距離から考える、共働き家族の家づくり。

ヘーベルハウス

NO.2017331

広告主 旭化成ホームズ
受賞
業種 精密機器・産業資材・住宅・不動産
媒体 新聞
コピーライター 吉岡丈晴
掲載年度 2017年
掲載ページ 304

吉岡丈晴よしおか たけはる

2013年入会