かせぐ
精出して、働くこと。働いて、お金を得ること。

総合商社において、商人になる者は
まるで走るために生まれた駿馬のように、
根っから稼ぐことが好きであるのが望ましい。

よく稼ぐ商人に必要なものは「勘」という説もあり。
なぜなら商いは、相手を瞬時に見抜く目にかかっている。
その場の趨勢を読むちからにかかっている。したがって
まずは自分の勘を信じること。いつも本能を研ぎすませ
経験に基づいた読みを大切にすること。

とにかく一生懸命コツコツと、
小さな成功体験を積み重ねた先にある勘は、
科学でもうまく説明できない説得力がある。

今日はどこで商売しようか。
何が売れるだろう。どう工夫しよう。
ひたすら力をつくすこと。心を砕くこと。



伊藤忠商事が掲げる商いの三原則『か・け・ふ』。
それは「稼ぐ・削る・防ぐ」を意味しています。
稼ぐは商人の本能。削るは商人の基本。防ぐは商人の肝。
その3つが支え合って成立するものです。

次回は「けずる」をおとどけします。

ひとりの商人、無数の使命 伊藤忠商事

NO.2018241

広告主 伊藤忠商事
受賞 ファイナリスト
業種 金融・保険・公共・教育および学校
媒体 新聞
コピーライター 国井美果
掲載年度 2018年
掲載ページ 263