女やったら、あきませんか。 一人の女性から、すべては始まったのです。1973年の京都。外の仕事は男がする
ものという時代。女性にはまだ選挙権すらない時代。セールスマン募集の看板を
見た女性が、私たちの営業所を訪れました。女やったら、あきませんか、と。その
瞬間、「女性がセールスをリードする」という全く新しいアイデアが、ポーラの中に
生まれました。
それが私たちの成長の出発点となり、現在では4万人もの女性がビューティーディレク
ターというして働いています。今日この日にも新たなメンバーが迎え、次なるステージ
に進もうとしています。私たちは今、心から思うのです。女性の力は本当にすごい、と。
日本には、世界には、さまざまな問題が山積みとなっています。解決するのは、目を
見張る発明やテクノロジーだけでしょうか。違うはずです。女性の力を全面的に解放す
ること。それも重要なイノベーションだと思うのです。
女性の能力を、可能性を、どこまでも信じる。その大切さを、私たちは身を持って知っ
ています。今日3月8日は、国際女性デー。女性のこれからを一人ひとりが考え、行動を
起こす日です。決して女性やフェミニストのためだけの話ではありません。これは、人
類全体の可能性を広げようという話なのです。
女やったら、あきませんか。かつて、そう声をあげた一人の女性がいました。自分の可能
性を信じ、一歩を踏みだした。そして、すべてを変えた一人の女性がいました。だからこ
そ、私たちははっきりとこう言えるのです。世界を変えるのは女性だ、と。
POLA
NO.2019194
広告主 | POLA |
---|---|
受賞 | ファイナリスト |
業種 | 化粧品・薬品・サイエンス・日用雑貨 |
媒体 | 新聞 |
コピーライター | 山根哲也 |
掲載年度 | 2019年 |
掲載ページ | 274 |