BOSS/写真映え篇 60秒 ジョーンズ:
私は宇宙人ジョーンズ。
サンドイッチ屋さんで働きながら
この惑星を調査している。
SE:
(カフェの店内音)
店長(女):
ジョーンズさん!
レタスもっとぎっしり挟んでよ!
ジョーンズ:
このくらいでしょうか?
店長(女):
もっとよ〜!
ジョーンズ:
今どきのサンドイッチは
具だくさんがウケてるらしい。
果たして美味しいのだろうか?
若い女性1:
見て!このギッシリの具!
若い女性2:
すごいよね〜、
卵丸々一個に、レタス、
きゅうり、アボカド、チリビーンズ、
ほうれん草、まさに萌え断でしょ
若い女性1:
写真撮らなきゃ!
若い女性2:
私も、私も!
SE:
カシャカシャ(シャッター音)
ジョーンズ:
いろんな具材が入りすぎて、
一体、味はどうなるのだろう?
若い女性1:
早くもイイねがついた〜
若い女性2:
私のもイイねがどんどん来てる!
若い女性1:
これは写真映えするわ〜
若い女性2:
赤に黄色に緑に、あっ、紫キャベツも!
若い女性1:
それを白いパンで挟むからきれいよね〜
若い女性2:
お皿もなにげに写真映えしてるし!
ジョーンズ:
この惑星では、見た目がいいだけで、
人もネットも、盛り上がる。
ただ、肝心の味の話は、
どこへ行ったんだろう…。
M:
♪〜
SE:
ペキ ゴク
NA:
このろくでもない、すばらしき世界。
缶コーヒーのBOSS、サントリーから。