サントリー 天然水
ENDLESS DAWN「そしてまた、朝が来る」 (WebMovie 279秒) T::
ENDLESS DAWN
S:
そしてまた、朝が来る。
T:
01 鳥は言った。
NA:
この世界に、こんなにも美しいものがあっただろうか。
できたのは、数万年以上も前とも
いわれているが。
とにかく途方もない昔から、溶けずに残り、
積み重なり、静かにきらめきつづけている。
言ってみれば「永遠」だ。
S:
02 雲は言った。
NA:
この世界に、こんなにも激しいものがあっただろうか。
冬になると季節風に乗ってやってくる。
それは、いつまでもやむことなく降りつづける。
S:
03 海は言った。
NA:
この世界に、こんなにも速いものがあっただろうか。
風を味方につけて、冬から春へ、夏へ、秋へ、
季節を駆け抜ける。
冬、海から蒸発する「けあらし」と山がセットで見られるのは、
世界でもここくらいのものだ。
S:
04 谷は言った。
NA:
この世界に、こんなにも熱いものがあっただろうか。
おそるべきエネルギーで、
地表をいとも簡単にえぐって
こんな地形をつくりだしてしまう。
誰でもないあいつだけがなせる技だ。
S:
05 土は言った。
NA:
この世界に、こんなにもやさしいものがあっただろうか。
分厚くて、若い花崗岩の間から、
ゆっくりとゆっくりと流れて地下にたどりつき、
およそ20年、静かにその時を待っている。
S:
06 人は言った。
NA:
たぶん、それは奇跡なのかもしれない。
時間を閉じ込め、豊かさを閉じ込め、愛を閉じ込めたそれは、
朝の一滴となって僕たちを満たしてくれる。
それがめぐってきた時間に比べれば、
人間の一生もなんてほんの一瞬だし、
この天然水を飲む瞬間も、本当に、ほんの一瞬。
だからこそ、飲んで、生きている、この瞬間を、忘れないでいよう。
S:
信じられる水の山から。
小山佳奈こやま かな
2004年入会