震災から11年。
まだ家族の元へ帰れない47の遺体。
いま、かすかな希望は、
他人であるあなたです。 岩手県の行方不明者はまだ1000人以上。
その中で、身元不明の遺体47体が、
いまだにご家族のもとに帰れていません。

焼けてしまいDNAが採取できなかったり、
沿岸部の歯科医院が流され歯型の照合が難しいこともありますが、
着ていた服や遺品や顔の予想図も岩手県警のホームページに載っています。

しかし、ホームページへのアクセス数も
行方不明者を探す相談会への参加人数も年々減り、

まだご家族のもとへ帰れていないのです。

震災から11年が経ち、風化がどんどん進行しているいま、
かすかな希望は、行方不明者のご家族ではなく、
知り合いまたは顔見知りの可能性がある「あなた」です。

この人を見たことあるかも…
この遺品に見覚えがある…

岩手県警のホームページを見ていただき、たとえ勘違いであっても
情報をお寄せいただけたら、何かが判明するかもしれません。

ひとりでも多く、ご家族の元へ。
岩手県警のホームページへのアクセス、
あるいはこの情報の拡散を、心からお願いいたします。

風化させてはいけない震災がある。
岩手日報

NO.2023600

広告主 岩手日報
受賞
業種 マスコミ・出版
媒体 新聞
コピーライター 河西智彦
掲載年度 2023年
掲載ページ 516

河西智彦かわにし ともひこ

2010年入会