言わなければいけない言葉ほど、
うまく言えないんだよなぁ。 この子が大きくなったら、大人同士で、いろいろな話がしたいなぁ。
親になったあの日、まだ言葉を知らない小さな命を前に、
そう願った人も、少なくないはずです。
それから、どうですか?親子の会話は、つづいていますか?
親と子の関係は、磁石に似ているのかもしれません。
いちばん近くにいる存在だからこそ、時に強く反発し合う。
つい口うるさくなるのは、誰よりも心配しているからなのに。
胸の中の思いほど、うまく言えない。伝えられない。
そんな時は、ペンを持ってみませんか。
立派な言葉なんて、いりません。ありのままの言葉を、どうぞ。
誰よりも近くで見つめてきたお父さんやお母さんにしか言えない言葉を。
その文字は、インキが紙にしみ込むように、
きっと、お子さんの心に静かにしみていくはずです。
親子の絆がほころびやすい時代。
万年筆は、そんなことを考えています。
人は思い、人は書き、人はつながる。

書く、を支える。
PILOT

NO.27592

広告主 パイロットコーポレーション
受賞 ファイナリスト
業種 化粧品・薬品・サイエンス・日用雑貨
媒体 その他
コピーライター 後藤彰久
掲載年度 2009年
掲載ページ 145

後藤彰久ごとう  あきひさ

1992年入会