味の素
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チャイニーズ・ラブストーリー
170 女:冬は好きですか。
NA:山岳の国アフガニスタンで
生まれた彼女は冬が好きだった
生まれた故郷の冬はとても寒く厳しいものだったけれど、
それでも彼女にとって
冬は特別な存在だった。
男:冬は好きですか。
NA:地中海の国トルコで生まれた
彼もまた冬が好きだった。
生まれ故郷に雪が降ることはあまりなかったけれど、
その幻想的な景色に
ずっと憧れを抱いていた。
女:冬は好きですか。
NA:故郷を離れてからも彼女は
冬を探し続けた。
寒冷な気候を持つ国を見つけては
世界を転々とし、
やがて中国の華北地方にたどりついた。
男:冬は好きですか。
NA:生まれ故郷を離れて
彼ははじめて本当の冬を知った。
シルクロードでさまざまな人に出会い、
さまざまな世界を経験した彼は、
やがて現在の中国、
華南地方にたどりついた。
男女:冬は好きですか。
NA:7世紀の中国。
揚州という名の街でふたりは出会う。
生まれも育ちも異なるふたりの共通点は
ただひとつ、冬が好きだということ。
ふたりはすぐ恋に落ち、
やがてひとりの子供が生まれた。
中国の北部で栽培されていた「カブ」と
南部で普及していた「チンゲンサイ」。
そのふたつの冬の野菜が
かけあわさって生まれた、
もうひとつの冬の野菜「ハクサイ」。
それは、地球を舞台にした
野菜たちのラブストーリー。
普段何気なく口にしている食べ物たちが
どこで生まれ、
どこからやってきたのか知っていますか?
私たちひとりひとりが
ちがう人生を生きているように、
食べ物だって
ひとつひとつちがう物語を持っている。
食べ物たちの起源や生い立ちを知ることで、
私たちの食事の時間は
とても豊かなものになる。
NA:さあ、毎日の食事を
もっと楽しんでみませんか?
SL:あしたのもと
味の素♪
NO.28310
広告主 | 味の素 |
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業種 | 食品・飲料 |
媒体 | ラジオCM |
コピーライター | 松元篤史 |
掲載年度 | 2010年 |
掲載ページ | 115 |