それでも、
牛と生きていく。 闘いがはじまったのは、4月。
それは、長く厳しいものになりました。
わが子のように慈しんだ。牛たちのいのちが失われていく。
全国のともに牛と生きる仲間の営みを
守るためとはいえ、それはつらい決断でした。
それでも、歯をくいしばって。
宮崎の、全国の、牛と生きる人々がひとつになって
見えない敵、口蹄疫と闘ってきました。
さらには、畜産、酪農に関わる人々が、
昼夜を問わず懸命に、この願いを支えてきました。
しかし、本当の願いは、これからです。
あの牛舎に再び、牛たちが戻ってくる。
あたりまえに牛と生きる日々が帰ってくる。
その日まで、そしてその先も、
長く厳しい闘いは、つづくのです。
それでも、牛と生きていく。
その意志が、希望が、決して挫けないように。
私たちJAグループは、これからも、
全力で支えていきます。

NO.32517

広告主 全農
業種 食品・飲料
媒体 新聞
コピーライター 中澤岳央
掲載年度 2011年
掲載ページ 138