上島珈琲 企業 ジャマイカ農園篇 90 S:山崎の探究心は山へ向かった。
N:さて、私がわざわざジャマイカまで来たのには、当然、訳がある。
ルビーのような赤い実をつける、
世界一わがままな植物に会うためだ。
年間降雨量は1800ミリなければ嫌だの、
日光浴もいいが、少しは日影も欲しいだの、
土は火山灰質の黒土が好きだの。
そのわがままたるや、限りがない。
しかし、実にくやしいことに、
この植物は、
豆に姿を変えたとたん、すこぶるおいしいコーヒーとなる。
生意気である。
この豆こそが、ブルーマウンテン。
その豆に心底惚れこみ、そのわがままを充分承知で、
農園まで開いてしまったUCCは、つくづく、オトナである。
コーヒー作りは豆から始まるという、
その真っすぐな姿勢は、
さて、変わり者というべきか、頑固者というべきか。
しかし、いやはや、まいった、まいった。
SL:コーヒー、それはUCC
NO.7249
広告主 | 上島珈琲 |
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受賞 | 新人賞 |
業種 | 食品・飲料 |
媒体 | TVCM |
コピーライター | 塚越康仁 |
掲載年度 | 1990年 |
掲載ページ | 424 |
塚越康仁つかこし やすひと
1990年入会