ポケットの中の、タイムマシーン。 人生は、いつのまにか忘れているものでできている。
「ボンタンアメを食べると、なつかしい気持ちになれる」という声をよくいただきます。
それはきっと、大正15年の誕生から85年以上、箱のデザインも、
オブラートに包まれた姿も味わいも、ほとんど当初のままだから。
変わらないボンタンアメが、変わりゆく毎日のなかで、
人の記憶の扉をそっと開くことがあるのかもしれません。
ボンタンアメはこれからも、ときどき帰ったときに風景が変わらない実家のような、
そんな存在でありつづけたいと思っています。
ときどき、ずっと。
ボンタンアメ