ポッキー／わかちあう人生　120秒...

ポッキー／わかちあう人生　120秒 M：
♪～

男性モノローグ：
（徐々に若返っていく）
ポッキー食べますか？
そういってポッキーを
差し出すのは、
ばあさんじゃないか。
思えば随分長い間、
いっしょにいるもんだな。
振り返れば、
たいへんなことも、
いろいろあったけど。
お前がいてくれたから、
なんとか乗り切れた。
そうだ、
2人の結婚式のこと、
覚えてるかい？
君はずっと笑いっぱなしで、
とても幸せそうだったね。
渋谷のカフェで
偶然出会ったのが、
つきあうきっかけで。
それまでは、学校も違うし、
あんまりしゃべらなかった
けど、ずっとスキだった。
スキになったのはひとりぼっちでいるとき、
さっちゃんが
にこって笑ってくれたから。
そのとき僕、
うれしくなって言ったの。
「ポッキーたべる？」って。

女性モノローグ：
（徐々に年をとっていく）
ポッキーたべる？
そういって、ケンちゃんが
ポッキーをくれた。
うれしかった。
それから
ずっと仲良しだったのに、
別の中学になってからは
全然会わなくなって。
でも、ほんとはずっと気になってた。
渋谷のカフェで
働いてるって聞いて、
覗きにいったら、
みつかっちゃって、
偶然のふりしたっけ！
あれよあれよという間に、
結婚式。
あなた涙もろくて、
わんわん泣くから、
わたしが
泣けなくなっちゃって
ずっと笑ってた。
それから、
いろいろあったけど、
2人でなんとか
乗り越えてこれましたね。
長いこと、
生きてきましたけど、
おじいさん、
わたしはあなたと人生を
わかちあえて、
本当に幸せでした。
ねえ、ケンちゃん、
ポッキー、食べますか？

NA：
人生に
わかちあうしあわせを。
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CI：
グリコ♪