ドラえもんからの手紙...

ドラえもんからの手紙 ぼくは、プリウスと話した。
プリウスは、いろいろと考えている。
「考えることは、たくさんあるんだ」

プリウスは、いつも、考えながら走っている。
走り出すときも、止まるときも。
坂道をくだるときも、のぼるときも。
動いたり、休んだり、交代したり、充電したり。

「もちろん、燃費のことは、いつも考えてる。
一滴の燃料だってムダにしないように」
プリウスは「考えるハイブリッド」なんだ。
「そして人間の、走るたのしさお、考えてる」

たとえば、スタートはモーターのトルクで、
スピードがのれば燃費のいいエンジンで、
あまるパワーは、捨てないで充電しながら。

それは短距離ランナーとマラソンランナーを
コーチが「考え」ながら、つかいわける
という、イメージかな。

15年間、考えつづけて、進化したプリウスくん。
「考えるハイブリッド」の兄弟たちも、
ぞくぞくと生まれてきてる。

そういえば、プリウスの顔って、ぼくに似てない？
いつもニコニコ、でも、かしこそうなところが。
人間が大好きで、とても役に立つところが。

走れ、ハイブリッド。
考えながら、未来へ、走れ。