スポンサーシップ/レウィス篇 180秒 NA(上野樹里):
レウィスという名前の男の子がいた。
水汲みはレウィスの仕事だった。
近くの井戸はだいぶ前に
枯れてしまっていた。
レウィスは、
えんえんと、えんえんと、
歩いて水汲みにいった。
往復6時間。
毎日6時間。
朝からひどいときには
夕方までかかった。
レウィスの村に
見たことのない人たちがやってきた。
支援を待つだけじゃなくて、
必要なものが何か。
まず自分たちで考えて欲しい。
その人たちが言った。

S:




S:
学校と水
     
NA:
みんな自分たちに
本当に必要なものがなんなのか
本当は分からなかった。
その人たちはレウィスに聞いた。
「一番欲しいものは何?」
レウィスは少し考えて言った。
それを聞いたその人たちは
提案がある、とみんなに言った。
井戸を掘ろう。
その井戸はみんなに時間をくれる。
その時間はみんなに可能性をくれる。
そう言った。
そうして
レウィスは一日6時間を手に入れた。
レウィスは1日6時間は
1週間で42時間になった。
42時間は、1ヵ月で168時間になった。
168時間は、1年で2016時間になった。

そしてレウィスは医者になった。
井戸ができるまで
そんな仕事があるなんて知りもしなかったのに。
世界にいるたくさんのレウィスのために。
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ワールドビジョン

S:
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NO.86790

広告主 ワールド・ビジョン・ジャパン
業種 金融・保険・公共・教育および学校
媒体 WEB
コピーライター 高崎卓馬
掲載年度 2014年
掲載ページ 373