人は、走り
つづけられない。 ペンジィのひとりごと②
休む。そんなことなら誰でもできると思って
いたが、そうではなかった。私は大人になるに
つれ、仕事をふやし、休む時間を削っていった。
それは私の責任感か?それとも仕事への情熱か?
どちらも違う。私が休まなかったのは、本当は
怖かったからだ。取り残されるのが怖くって、
その不安から逃れるために、ムリをしたのさ。
人間は、心も体も、消耗品。「休むチカラ」を
身につけないと、人生の完走だってままならない。
そういうことを口うるさいほど伝えることこそ、
子や孫の伴走者たるじいさんの、務めじゃないかな。

孫の力16号

NO.86974

広告主 木楽社
業種 マスコミ・出版
媒体 ポスター
コピーライター 岡本欣也
掲載年度 2014年
掲載ページ 312