サントリーホール
/さくら さくら篇 120秒 NA:
その体育館は、3度、姿を変えました。
SE:
賑やかなバスケットボールの練習
NA:
最初は、生徒達の元気な声があふれる場所として。
SE:
振りはじめた雨の音、風の音。
NA:
2度目は、東日本大震災の避難所として。
悲しみと不安に満ちた場所に姿を変えました。
そして3度目。その体育館は、
ウィーン・フィルの楽団員が演奏する
コンサートホールに変わったのです。
M:
♪ウィーン・フィル演奏
NA:
2012年11月、宮城県岩沼北中学校。
音楽の力で、被災地のこどもたちを元気にしたい。
ウィーン・フィルのたっての希望で実現した
異例の体育館コンサート。
素晴らしい演奏を終えて、拍手を受ける楽団員の耳に、
予想もしなかった、別の演奏が、聞こえてきました。
M:
♪琴の演奏で「さくら さくら」
NA:
さくら、さくら。
生徒たちによるお返しの琴の演奏でした。
楽団員全員が真剣に耳を傾けていました。
本格的な冬を迎える季節に、心の中に咲いた、さくら。
厳しい冬を何度でも乗り越え、何度でも咲く、さくら。
あの頃、避難所だった体育館は、
いつしか、たくさんの希望が
咲く場所に変わっていました。
音楽の力を、未来の力に。
サントリーは、2012年から
「ウィーン・フィル&サントリー
音楽復興基金」の活動を始めています。
NO.87371
広告主 | サントリー |
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業種 | 娯楽(公営ギャンブル・遊園地)・スポーツおよびスポーツ用品・各種の民間イベントやリサイタルやショー・音楽関係 |
媒体 | ラジオCM |
コピーライター | 久武正直 |
掲載年度 | 2014年 |
掲載ページ | 446 |