BOSS/宇宙人ジョーンズ・Pepper(家庭) 60秒 NA(宇宙人ジョーンズ):
この惑星の、ロボットをつくる技術は、
日々進歩しているらしい。
S:
宇宙人ジョーンズ 地球調査中
母親:
今日からうちにホームステイする、
ペッパーくんよ。
ペッパー:
よろしくお願いします。
次女:
しゃべったー。
ペッパー:
頭、気持ちいい。
老人:
介護でもできるのか、そのロボット。
三女:
おじいちゃん…。
長女:
行こ。
ペッパー:
そういうの全然できません。
老人:
じゃあ何しに来た?
ペッパー:
家族になるため。
老人:
ポンコツだな。
母親:
行くわよー。
子供たち:
はーい。
ペッパー:
みんな出かけちゃいましたね。
老人:
俺は口が悪い。だから家族は誰も
よりつかねえんだ。
お前にも、クソロボットとか、ポンコツとか言うぞ。
ペッパー:
僕はそういうの全然平気です。ロボットですから。
老人:
あっ!お前…
ペッパー:
コラー!何勝手にミステリーサークル
つくってやがんだコノヤロー。
ふざけんじゃねぇ。
宇宙人ジョーンズ:
ヤリナオシマス。
ペッパー:
あっ、つい興奮してしましました。
老人:
お前口悪いな。
NA(宇宙人ジョーンズ):
ただ…
ペッパー:
明日は、雨のち晴れですよ。
NA(宇宙人ジョーンズ):
この惑星の、こういう進歩は悪くない。
S:
このろくでもない、すばらしき世界。
NA:
ペッパーが、あなたのうちにホームステイ。
缶コーヒーの、BOSS。