先生は「がんばろう」を
言い換える名人であってほしい。 「がんばろう」という言葉は、大人が子どもに対して無意識に使ってしまい
がちな言葉ですが、この言葉には2つの問題があるように思います。
ひとつは「何をがんばるのか」「どうがんばるのか」という具体性なしに
使われることが多いということ。もうひとつは、そもそも多くの子どもたちは、
自分は「がんばっている」と思っており、実際にそうであることが多いです。
がんばっている子どもに、「がんばろう」と言うことほど、子どもにとって
苦痛なことはありません。身近な言葉だからこそ、大人たちはその使い方に
注意して、安易に「がんばろう」と言うのではなく、その時々に適切な言葉
を探す努力を怠ってはいけないのです。どうしても「がんばろう」という言
葉しか見当たらないときは、その前に「いっしょに」を沿える優しさを持ち
続けたいと思います。
いい先生になろう。
NO.87559
広告主 | 日本教育大学院大学 |
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受賞 | ファイナリスト |
業種 | 金融・保険・公共・教育および学校 |
媒体 | ポスター |
コピーライター | 谷野栄治 |
掲載年度 | 2015年 |
掲載ページ | 150 |