びっくりドンキー
レギュラーバーグディッシュ/大人の仕事 120秒 子役:
おはようございます!!
劇団しらゆりから来ました、
大川ミサキです!!
ディレクター:
あ、みさきちゃん、今日は、よろしくね。
子役:
よろしくお願いしまぁーす!!
ディレクター:
おー、元気だね~(F.O.)
子役(モノローグ):
わたしは、子役。
大人が書いた原稿を、
子供っぽく読むのがわたしの仕事。
今日の仕事は、
びっくりドンキーのラジオCM。
ディレクター:
ミサキちゃん、ミサキちゃん
子役(モノローグ):
彼は、ディレクターという生き物。
人のことをなれなれしく
下の名前で呼ぶクセがある。
ディレクター:
電話オーディション
みたいに読めばOKだからね。
子役(モノローグ):
オーディションで、
どう読んだかなんて覚えていない。
ディレクター:
ミサキちゃんらしく読んでね。
子役(モノローグ):
初対面のあなたに、
わたしらしさなんて分かるはずがない。
子役は知っている。
ディレクターは、えらそうに
仕切りたがるけど意外と権力がない。
現場で1番えらい人は、
だいたいスタジオの
奥の方で座ってる中年男性。
子役:
あっ、おはようございます、
大川ミサキです。
わたし、びっくりドンキー、
大好きなんです!
クライアント:
あ、そうなの
子役:
はい!レギュラーバーグディッシュ、
大好きです!
クライアント:
おーーー、かわいいねーーー。
ありがとーーー。
子役(モノローグ):
そう。こうやって、
1番えらい人の
ハートをつかめば、
収録なんてラクチンだ。
ディレクター:
じゃあ、ミサキちゃん!準備お願いします
子役:
はい!
子役(モノローグ):
あーあ、今日の原稿もひどいなぁ。。。
こんなこという子供、
絶対に世界中どこにもいない。
でも、わたしはそれを受け入れる。
だってわたしは・・・
大人だから!
ディレクター:
ミサキちゃん、大丈夫かな?
子役:
あっ、はい!気持ち入りました!
ディレクター:
じゃあ、いこうか!
TAKE1でーす!
よーーい、はい!
M:
♪~
(コマーシャルっぽいベタBGM)
子役:
『ママが作ったハンバーグより、
美味しいハンバーグに初めて出会いました。
ママ、ごめんね…。
びっくりドンキーの
レギュラーバーグディッシュ』
ディレクター:
はい、OK!
さいこう~~~~~!
うまいねー!」
子役(モノローグ):
わたしは、子役。
大人が書いた原稿を
子供っぽく読むのがわたしの仕事。
SE:
帰り道(カラス鳴き声)
母:
ミサキ、お疲れさま。
よく頑張ったから、
子役:
(無邪気に喜ぶ)
やったぁーーーーー!
母:
ふふふ。
まだまだ、子供ね
NO.88714
広告主 | アレフ |
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受賞 | ファイナリスト |
業種 | 食品・飲料 |
媒体 | ラジオCM |
コピーライター | 森田一成 |
掲載年度 | 2016年 |
掲載ページ | 160 |