田口道明たぐち みちあき
1981年入会
■東京出身 早稲田大学第一政治経済学部経済学科
VAN JACKET情報室2年、新宿ゴールデン街で、黒田征太郎氏に引き抜かれて、デザイン会社K2(長友啓典、黒田征太郎)勤務2年を経てフリー。VAN ⇒K2 ⇒電通サントリールーム(中村政久CDの外部ブレーン)で、広告作法を学ぶ。
K2 ⇒電通サントリールームに至る途上で、日暮真三氏のスパルタ・コピー教育の成果として、めでたくTCC新人賞を受賞(現・直木賞作家の林真理子氏と最下位受賞を分かち合う)
これを機に、西友の広告販促(チラシから店舗オープンポスターetcまで)を3年間隔月交替で担当。西武新宿
pepeのフリーマガジンの編集&まるごとライターを3年担当。ファッション系統のお仕事では、ベルビー赤坂や新浦安MONAなどの販促ポスターなども。
■1980年代の中期は、中村政久氏より、サントリー、ホンダ、トヨタ、などの各社キャンペーンツールのパンフレット、冊子類の仕事を大量に受 注。ひたすら、体力勝負のコピーライトの修行に励む。
特にサントリーのトロピカルカクテル、トワイライトカクテル、各種スピリッツなどのキャンペーン、及び後に雑誌「バッカス」(サントリー主宰)の編集兼ライターでは、さまざまな作家、文化人などとのパイプをつながらせていただく。開高健氏の声音 は、今も、身近に。
■偶然ではあるが、この頃から作詞も開始。柏原芳恵、松田優作、内田裕也氏などに提供。「あっあめだ!」「ちゅるるんラーメン 」(NHK「いないいないばあっ!」)「がんぱんだ!」(東日本大震災 応援ソング)など、子供向けの作詞も得意。
■1983:和田アキ子だ! 文句あっか! (日本文芸社)のゴーストを弟子のいであつしと担当。発行部数は120万部に達した。これを機に、ゴーストライターの仕事も飛びこみはじめ、コピーとの 両輪体制の時期が3年ほど続く。
■1985.『彼女は泳いでいる。きみの視線の奥、夢の海を──。』青山書房から、グラビア文学(仲畑貴志氏、命名)として発売。ちなみに、この タイトルは、女優 浅野ゆう子の写真集(稲越功一・撮影)による。写真家としては、渡辺達夫(雑誌「GORO」小学館・グラビア文)、加納典明(自伝「ど うだ!」光文社をゴースト)などと、お仕事が盛ん。
■さて、肝心なコピーですが・・・
1986:パルコ映画「ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け」 さらば、日本映画のコレステロールよ。
1986:西武百貨店 渋谷プライム 百万回、おいしい。
(ACC優秀賞)
1988:ポルトガル投資・観光・貿易振興庁
ヨーロッパッション ポルトガル(CM)
1988:ポルトガル投資・観光・貿易振興庁
ヨーロッパワー ポルトガル(CM)
1989:日産シルビア 美しい風を見た (ACC優秀賞)
1991:日産シルビア そこに在るだけで (ACC優秀賞)
1991:北開観光 踊る文明 遊びの迷子はいませんか (CM Na:美輪明宏)
1991:北開観光 汗が蜜 じっとしてたら蒸発します (CM Na:美輪明宏)
1994:びわこ学園 Be alive (ニューヨークADC金賞)
1997:カルビー 次の、おいしさへ。 MOVE FRESH!(CM)
1997:発砲スチロール再資源化協会 果てしない未来資源(スローガン)
2004:東京電力 進化する満足 オール電化(新聞)
2004:東京電力 空気の熱は、無限のエネルギー(新聞)
etc
※量で並べれば、どっさりありますが、コピーと文章のブレンドが多いので割愛。
■この頃、映像のイメージ部分を担当するシナリオライターとして、南野陽子、牧瀬理穂、COCO、中島みゆきなどの作品で、根岸吉太郎監督に重宝される。
■さらに、パンフレット類は、オーダーラッシュで、化粧品、自動車、酒類、など多忙。1990:西武百貨店 極楽百貨店(池袋店 販促冊子3部作 グラビア版 漫画版 文庫版)で、バブル崩壊寸前の予算を使いまくる。
1990:「ジョンとヨーコ ラストインタビュー」(集英社)を月刊プレイボーイで連載後、単行本化。ヨーコさんに、あまりの超訳で不評をかう。
この頃、1年間、矢沢栄吉に密着。月刊&週刊プレイボーイで原稿掲載。
1995:ソフトウエア・トゥー IMAGAJZINE(プロダクトニュース)
■1995:この頃から約4年間、CD-ROMの制作に熱中。篠山紀信 初デジタル作品「ひなのが、ピョンピョン」横山智佐の「らんらんタマゴプ リ ンセス」(フォトCD声優シリーズ)ジャンコクトー「その天使愛と不死鳥術」他20数作品を乱発。プロデュース、ディレクター、シナリオ、コピーなど、マ ルチにこなす。
この事業で、広告及び営業の取締役につくも、あえなく倒産(社員65人)。映画の「夜逃げ屋本舗」以上のすごい現実を知る。
以上、一瞬一刻、風雲急を告げる「我がお仕事日記」より。第2部を、乞う、ご期待。
※現在は、アンリュウデザイン(クリエイティブディレクター)PRHOUSE(TOKYOキャラクターフォーラム:開発ディレクター)で、生涯現役を、まっしぐら。で、ございます。
みなさまからの、コピーのご依頼、お待ち申し上げております。
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