こども広告教室2020@番町小学校
去る2020年11月25日(水)に千代田区立番町小学校で「こども広告教室」を開催しました。今回も6年生の2クラス70人を対象にワークショップ型の授業を行い、一つのテーマでキャッチフレーズをつくり、班ごとにポスターを作成、プレゼンテーションを行うところまでに取り組みました。
当日はプロジェクトメンバー4名に加え、7名の会員がサポーターとして参加。こどもたちのコピーライティングの作業やプレゼンテーションの準備をアシストしました。
2021年に150周年を迎える番町小学校。
今回で16回目となる「こども広告教室」のテーマは「150周年スローガン」でした。
番町小学校のよいところ、これからの番町小学校に託すことなど、こどもたちの想いが詰まった数々のキャッチフレーズが生まれました。
まずは広告について理解しよう。
「こども広告教室」は2〜4時間目の授業時間を使って実施しました。
最初は、広告についての全体講義です。コロナ禍での開催のため、2クラス合同で行う全体講義は、広い講堂を使用しました。
講義の前半では、そもそも広告とは何か、コピーライターという仕事はどのようなものかなどについて、こどもたちにわかりやすく伝えました。後半はクイズ形式でいろいろな広告を紹介し、そのコピーが何を伝えているかを解説。言葉を考えて、表現することの楽しさを紹介しました。
前半は西尾ヒロユキさんが講師を担当。
後半の実践広告講義は坂本和加さんが担当。質問を交え、こどもたちにも発言してもらいながら、楽しく進行していました。
150周年のスローガンをつくろう!
第二部は実践編です。3時間目は教室に戻って、キャッチフレーズの作成、班でのディスカッション、ポスター製作までを行います。
5、6人ずつの班に分かれて、番町の小学校のどんなところを取り上げたいか、誰に伝えるのかを話し合いながら、キャッチフレーズ案を出し合い、最終的に1つに絞ります。サポーターのみなさんも教室に入って、各グループの取り組みをサポートしました。
キャッチフレーズが決まると、画用紙にコピーを書き込みます。文字の配置や色も表現の一部。自分たちの伝えたいことを、より明確にするために、工夫をこらしていました。
最後はプレゼンテーション
4時間目は、いよいよ最後のプレゼンテーションです。再び講堂に戻って、自分たちの考えたキャッチフレーズを発表し、説明しました。1グループずつ前にでて、全員の前での発表でしたが、自分たちの考えたことや、話し合ったことをしっかり発表してくれました。
最後に、西尾さんから全体講評があり、授業は終了。
サポーター控え室で審査を行い、各クラスごとにTCCコピー賞を決定しました。
<1組TCC賞>
<2組TCC賞>
毎年行っている「こども広告教室」ですが、その年によって、こどもたちの様子や発想はさまざま。いつも新しい発見があります。