「出汁キメ」のこと。
「音楽」が古い記憶を瞬間的に映像化したり、
あと「匂い」も古い記憶を映像的に呼び覚ましたりしますが、
いい「噛み」も、鮮やかに記憶を呼び覚ますものです。
以下、ふと映像化された個人的な記憶の話。
かれこれ10年以上前。
フェルナンドトーレスのフィルムの字幕入れの編集(なぜか覚えてる)で、
六本木から赤坂へ。こーへいとナオキとタクシーの車中で
何かのくだらない話が佳境に達して、
タクシー降りて目の前の赤坂QTECの入り口の自動ドアをくぐりながら。
ナオキが、ここ一番、大きな声で面白いことを言おうとして、
「出汁キメ・・・」「出汁キメ・・・」
って言って、とうとう最後まで「抱きしめ」を言えなかったの、
おもろかったなあ。
すんません、それだけです。
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