リレーコラムについて

いつか僕の名前を検索する君へ。 その3

高田伸敏

ここ2日間ばかり、家でドキドキしています。

それは、このコラムを読んで
息子が両親の隠し事を
ついに知ってしまったのかどうかである。

今のところ、肩をポンと叩かれた記憶はない。

どうやら、このリレーコラム期間中には、
隠し事は、気づかれていないようです。
いきなり検索しても
すぐにはたどり着かないですよね。

少し不安になったのは、
そもそも、知らなくていいことを知らせる
父親って、どうなんだろうかということ。
親の不都合な真実の押しつけではないか、
とも考えました。

いや、大丈夫。
いずれ知ることになる真実に、
ある日、webで出会う。
これは、僕と僕の家族だけに許された
恥ずかしくもささやかなサプライズなのだ。
と、自分を勇気づけてもみました。
COVID-19で、先が見えない大きな不安のなか、
家族に何かを伝えておきたい気持ちに
なったのかもしれません。

ほほう、できちゃった再婚ですか。

いつかこの先、出会うクライアントや
社外の方々のニヤニヤとした顔に、
そんな心の声を想像してしまいそうですが、
少なくとも16年前のリレーコラムには
落とし前をつけた。2020 年の自分を上書きした。
今はそんな、晴々とした気分です。

さて、リレーコラムのバトンは、
同じ会社の堀内有為子さんに渡そうと思います。

一週間、ありがとうございました。

この顛末はいつかまたリレーコラムで。

 

 

 

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