コピーライターになった日。
学生のころは庭の勉強をしてました。
針金をねじねじして木に見立てたり、
断熱材をカットして模型とかつくってました。
そんな状態から、
半年ないくらいの研修をして(嗚咽するくらいツラかった)
なんとかコピーライターになった。
肩書きとしては。
いやほんとになんでなれたのだろう。
研修課題も、ビリから2番目とかだったのに。
配属されて名刺が配られた。
そこには「コピーライター」とかかれていた。
うきうきした。
はじめて名刺交換した日。
こわかった。
ぼくはコピーライターなのだろうか。
まだなにも書いてない。
書く技術もない。
あれ、、、、、なんだこれは……
え、お金もらっていいのだろうか…
やばい。こわい。
その思いは1年ちかく、なくならなかった。
それどころか、
「見習いです」とか「勉強中です」とか
言うようになっていた。
なさけなかった。
そんなんじゃ、どう考えてもダメだ。
そんなとき、すきなマンガにこんなシーンが出てきた。
「役者には免許はない。なら何をもって素人とプロを区別する?」
「役者を名乗る覚悟があるかどうかだよ」
覚悟しようと思った。
いやマンガでかい!って思うかもしれないけれど。
すごく恥ずかしかったし、
しょうもない話ではあるけれど、
SNSの鍵をはずして、
名前の前に「コピーライター」とつけた。
(会社におこられないレベルで)
実力もつけなきゃと、コンペもがんばった。
会社で向いてないといわれたけど。
そんな時代じゃないよといわれるけど。
ぼくの名前は安達岳!
コピーライターだ!!
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