人生を変えてくれたコピー。
こんばんは、最終日の春田です!
本日もよろしくお願いいたします。
今日は真面目にコピーの話をさせてください。
皆さんには“人生を変えたコピー”はありますか?
好きなコピーはたくさんあるのですが
一つだけ、人生を変えたコピーがあります。
“好きなことで、生きていく
YouTube“
2014年のYouTubeのキャンペーンコピーです。
昨日、ジャスティン・ビーバーへの熱い思いを書かせていただきましたが、
大学3年生の時、今度は水溜りボンドというYouTuberにハマりました。
彼らが動画を始めようと思っていた当時は、まだYouTuberという言葉もなく、動画配信系男子と呼ばれていたようです。
ヒカキンさんでさえ、動画が上がるごとに掲示板で叩かれていました。
まさか、職業だなんて思われるはずもなく、
「いい大人が、バカなことをやっている。」
と、世間が揶揄する雰囲気が明らかにあったあの時。
突然、この広告キャンペーンが始まりました。
渋谷の109に看板がドーンと出て、
スライムにまみれたはじめしゃちょーの姿と、
「好きなことで、生きていく」のコピー。
水溜りボンドはその姿を見て就職活動をやめて、YouTuberで食っていくと決めたと話していました。
そして2015年1月、動画投稿をはじめ、今や400万人の登録者のいるYouTuberになっています。
コピー1つで、YouTuberは
無責任な大人から、
好きなことで、人生を生きる職業に、
世間の認知は明らかに変わり始めました。
いまや憧れの職業になり、どんどん次の世代も生まれ、若者のカルチャーの発信地になっています。
広告コピーには、泣かせたり、笑わせたり、きゅんとさせたり、感情を動かす名作が多いですが、
このコピーのように、世の中の定義を塗りかえ、実際に誰かの人生を動かして、文化を作ったコピーは、近年ほかにありますでしょうか。言葉の力を感じずにはいられません…。(偉そうにすみません)
あれ、
水溜りボンドの人生を変えたコピーになってしまいました。
でも違うんです、間接的に私の人生にも影響がありました。
私は水溜りボンドを登録者数が70万人くらいの時から見始めたのですが、
YouTuberって、生配信少年ジャンプというか、リアルタイムで、毎日悩んだり、挑戦したり、仲間を見つけて、
どんどん大きくなっていく様子を一緒に追体験できるんですね。
特に、水溜りボンドは過激なことはやらず”普通の大学生二人組”というスタンスでやっていたので、とても身近で、友達みたいに思える魅力がありました。
私は当時、クリエーティブな仕事は美大生とかがやるものだと思っていて、将来の道筋に思い描いてすらいませんでした。
でも彼らに出会って、普通の大学生が企画や、トークひとつで何百万人のファンがいるクリエイターに成長する姿を一緒に追いかけることができて、
もしかしたら、自分なんかでも、
こういう道に進むことができるんじゃないか?
と勇気をもらい、この職業を受けようときめました。
「好きなことで、生きていく」というコピーが
水溜りボンドを生み出し、
水溜りボンドという好きなことで生きている人がいたから
今のコピーライターの私がいるので、
やっぱりこのコピーは私の人生を変えたコピーなのです。
最後までシャープに語れませんでした。涙
また、このコピーの制作者の皆様、「意図が違うよ!」という感じだったら、すみません。涙
今日はこちらで終えさせていただきます。
来週からは、辻中輝さんにお願いしました!
まだ1度しかお会いできていないのですが、辻中さんのリレーコラムがすごく好きでお願いしたら快諾していただきました。
コラムを読んでた時、エピソードがあたたかくて面白くて、とっても紳士な人なんだろうなぁと思っていたのですが、実際にお会いすると予想に反してとっても気さくで、いい意味ですごくギャップがあったのを覚えています笑
受け取っていただいて感謝しかありません。読むのが楽しみです。
ではでは、5日間ありがとうございました!
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