便座の根っこの謎の水
長くて変なタイトルになってしまいました。
ジブリ映画と同じ「の」を多用するという
ヒットセオリーに準じていますが
似ても似つかないおぞましい字面です。
うちの会社の男子トイレの話です。
もう何年も前から不可解な現象が起きているんです。
いや、怖い話とかじゃないです。
ぼくのへたくそなイラストで説明すると
この部分。
この便座の根っこ、みたいなところが
いつも水で濡れているんですよ。
ちょ、まだサイトを閉じないでっ!
もうちょっとだけ聞いて下さい。
まあ、D社の男子トイレは、
個室は5つくらい並んでいます。
その謎の水を拭いてあげようという
聖人のような心も持ってないですし、
なによりこっちは緊急事態の場合が多いので、
いつも軽やかに、別の個室に入って用を足してました。
なので、
その水のことは特段気にすることもなく
不自由なく生きてきました。
ただ…
その謎の水に遭遇することは
一度や二度じゃなく、
その後も続いたんです。
なんなら今でも遭遇します。
そして、
あまりにも遭遇するので、
その水のことが気になってきました。
なんでそこが濡れるのかまったくわからない。
だれかのおしっこなのかな。
だとしたら気持ち悪いな。
しかもマーキングみたいにある特定の人が
それを犯行的にしているのかも。
わ、気持ちわる…。
もう寝ても覚めても
プレゼンのときにも
プレゼンの内容が良くなくて怒られている時にも
その水のことを考えてしまうようになり、
仕事に支障がではじめたので
ちゃんと向き合うことにしました。
その謎の水と。
まずは、考察からはじめました。
結果は以下の通り。
どうやら、色や雰囲気からして、
それはお小水ではなさそう。
つまりウォシュレットの水か、
手を洗った時に飛び散る水が考えられるが、
D社のトイレには、手洗い用の蛇口はついていない。
ウォシュレットの構造をネットで調べてみたけど
どうやっても便座の上に逆噴射したり、
漏れて便座の上に垂れるということはなさそう。
その水は決まって根っこの部分にだけついている。
遭遇する時間は昼夜関係ない。
遭遇するトイレは特定のフロアではなさそう。
(ひょっとすると他社でも発生しているではないか?)
うーむ。
謎は深まるばかり。
それでも結局それ以上考察は進まず、
月日は流れました。
そしてつい最近のできごとに移ります。
数週間前、
ものすごく緊急なときがありました。
ヤツはもう今にも顔を出しそう。
あわててトイレに駆け込むと
また、その謎の水に出くわしたんです。
ぼくは、ゼロコンマ2秒くらいで瞬時に判断し、
別の個室を探しました。
しかし、その日は
すべての個室が埋まっていました。
ぼくのアイツは、こう言ってます。
他のフロアに移動するなんて
無理無理無理!
ねえ、お願い。やめて。
と。
ええい。
仕方ない。
この水を拭き取って、
ここで用を足そう。
ちょっと多めにトイレットペーパーを手に取り、
さっと水を拭き取りました。
そして、いつものように便座に座ろうと
思ったんですが
なんかやっぱり少し気持ち悪くて、
ほんのちょっと便座の前のほうに腰掛けました。
任務完了。
九死に一生を得た。
おしり洗浄ボタンを押すと、
なんということでしょう。
水はいつもと違うところに直撃しました。
ちょうど尾てい骨あたり。
少し前に座るだけで、
こんなにヒットポイントが変わるなんて。
まあ。
そして鮮やかに乱反射し、
便座の根っこが水浸しになりました。
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昨日のコラムにたくさんのリアクションをいただき
ありがとうございます。
投票はSNSも合わせると150を超え、
なんかちゃんとした調査っぽくなって来たので(笑)
締め切りをきょうの17時までにしました。
明日の最後のコラムで結果発表したいと思います。
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