勝手にキャッチコピー『ラ・ラ・ランド』
こんにちは。今週担当の滝村です。
古今東西の名作映画に
キャッチコピーをつけよう、というお遊びを
かつて仲間内でやっていました。
今回はそのいくつかをご紹介しています。
(映画のネタバレはないので未見の方もご安心を)
最終回で取り上げるのは、印象的なシーンが多い
ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。
印象的といえば、授賞式で
アカデミー賞の作品賞と発表されたものの、
スタッフのミスで、じつは別の映画だったという
前代未聞のハプニングがありましたね。
で、まずはこんなコピー。
ありかも。こんなハッピーエンド
授賞式のできごとは、
ハッピーエンドとは呼べませんが、
映画の内容的には、
こんなキャッチコピーもありかも。
観てない人にも、期待感をもたせてくれます。
そして、こんなコピーも。
ミュージカル好きは必見
ミュージカル嫌いも必見
僕もそれほどミュージカル好きではありませんが、
歌と踊りのシーンだけでなく
2人のドラマをじっくり観られた感覚でした。
ミュージカルと人間ドラマのいいとこ取りですね。
同じ主旨で、こんなコピーも。
タモリさんに観てほしい
タモリさん、一時期、ミュージカル嫌いを
公言してましたよね。
普通にしゃべっていた人が、突然、
歌ったり踊ったりするのが、理解できないとか。
わかる気もします。
で、お次は、こんなコピー。
冒頭5分。あなたは渋滞の高速で踊り出す。
車に乗っていた人が突然踊り出すので、
タモリさん的にはNGかもしれませんが、
じつに見事なミュージカルシーンですよね。
主役2人はまだ登場していないのに、
興奮を予感させる。
近ごろのファストムービー世代も、
最初の5分を観れば、
きっと続きが観たくなるはずです。
そして、思わせぶりなこのコピー。
あらゆる歌は、ラ・ラ・ラで歌える。
いいこと言ってそうで、言えてない。
よくないコピーの典型です。
あ、これ、僕のコピーか…。
で、最後は、このコピー。
別の人生があったと思う。
だから、今の人生が輝く。
「エブエブ」や
「メッセージ」にも通じるテーマですが、
観終わった後に読むと、何だか沁みるコピーです。
ひょっとして、僕が歳をとっただけ?
一週間お付き合いいただき、
ありがとうございました。
来週のコラムは、鈴木勝さんの登場です。
「勝手にキャッチコピー」にも参加してくれた、
頼れるコピーライター。
鈴木さん、どうぞよろしくお願いします!
(※コピーの考案にあたっては、
電通デジタルのアドバンスト
コピーラボのみなさんに
ご協力いただきました!)
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