半人前
専門職のキャリアを8年積んでいるのに、
まったく役に立たないなんてことが
あってもいいのだろうか。
例えば8年目のエンジニアが
ぜんぜん仕事できなかったら、
「おいおい」と言われるだろう(たぶん)。
寿司職人だって、8年修行すれば
それなりの仕事はするはずだ。
でも、コピーライターという仕事は
「今日の打ち合わせは0点だったな」
という日がざらにある。
ぜんぜん方向性が違っていたり、
なんか正しそうだけどつまんなかったり。
そういう打ち合わせは自分でも
「あ、ミスったな」と気づく。
新人の頃は泣きそうになっていたが、
ほぼ毎日そういうことが続くので、
特に何も思わなくなる。
むしろ最近は、
「一生飽きない仕事でよかった」
とか思っている。
8年目で新人賞ということは、
まだまだひよっこなわけで、
あと10年くらいは半人前を名乗れそうだ。
いい仕事である。
名前を挙げ出すとキリがないくらい、
たくさんの、すばらしい先輩たちに
仕事を教わってきた。
だからそれを後輩に伝えたい、
という気持ちはまだあんまりなく、
もっと吸収したいと思っている。
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