南関あげについて
30センチ角ほどの大きさで、パリパリサクサク。
油あげとは、そういうものだと思っていました。
それがどうやら普通ではないらしいと気づいたのは、大学生になり九州を離れてからでした。
南関町名物「南関あげ」。
豆腐をこれでもかと圧縮し、水気をしっかり切った後に二度揚げすることで、
パリパリサクサクの油あげが出来上がるのだそうです。
南関町の家庭で作られる味噌汁には、ほぼデフォルトで入っています。
出汁をよく吸うので、ふっくらとしたもちもちの食感に。
噛めばじゅわっとあげの旨味が広がって最高です。
我が家では鍋にもよく入れます。
いなり寿司を作るなら南関あげ一択です。
しっかり味が染み込んで食感もいいので、銀座の名店でも使われているらしいです。
やっぱりわかる人にはわかるんですね。
南関あげを使った郷土料理に「南関あげ巻き寿司」があります。
早い話が、海苔のかわりに甘辛く煮た南関あげで巻いた巻き寿司のこと。
まず他所では食べられない一品です。
私の中学校の同級生のおばあちゃんが考案したそうです。
諸説あり。
熊本や福岡のスーパーでは普通に見かける南関あげ。
他の地域ではどうなんでしょうか。
南関町の誇り「南関あげ」を、どうぞよろしくお願いします。
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