リレーコラムについて

股関節置換手術をして思った。

仲畑貴志

老人が増え
→股関節の病が増え
→股関節病のマーケットが太り
→ビジネスチャンスが生まれ
→股関節置換の研究が盛んになり
→股関節置換の完成度が飛躍的に向上したのだ。

じつは、わたしは、
20年ほど前に、病院から脱走している。
股関節手術当日の朝、決行したのだ。
担当医師は、大先生と呼ばれる
股関節置換手術の権威であったが、
ピカッと光った顔の、
信頼できない男だったからだ。

その頃、手術は2時間、入院は3か月だった。
いま、手術時間は30分、入院は7日。

白内障の手術と同じく、
簡単な手術の部類に入った。
これ、スゴイことです。
昔なら盲目の、わたしの目が見える。
昔なら歩けない、わたしが歩いている。

こうしてみると、どの時代に生まれるかが、
一生の幸不幸を大きく決定する。
さらに、どの国に生まれるかが、
生きている意味を変えるほどの影響となる。
現在、絶対に生まれたくない国は、
いくつもある。

そして、そして、そして、シリアスな問題。
この地球が、
生まれたくない星になりませんように。

最近、そんな気持ちで書いたコピー
『宇宙でも、地球でも、
戦いやめてジャンケンで、お願い致します。
「地球人だろ。」』

NO
年月日
名前
5793 2024.11.05 御倉直文 コピーと短歌は似ているか?違うか?
5792 2024.11.04 御倉直文 短歌、はじめました。
5791 2024.11.01 長谷川智子 愚痴る力
5790 2024.10.31 長谷川智子 茄子の煮物はタイムマシン
5789 2024.10.29 長谷川智子 スペイン語に騙されて。
  • 年  月から   年  月まで