リレーコラムについて

読むとみるみるコピーが書けなくなるコラム⑤と、出版予告。

児島令子

◎まず出版予告から。

前回、本のお値段が、(本体1400円+税)であることをお伝えしたんですが、早速私の周囲からは、「おやす~い!」の声をいただいています。もちろん私の耳には、夢グループのお姉さんの声で聞こえてきます。

と同時に、たくさんの方から同じような内容のお問い合わせをいただきました。これです。

「こんどの本には、デーブイデーは付いてないんですか?」

申し訳ありません。デーブイデーは付いておりません。シーデーも付いておりません。でも、読むとみるみるコピーが書きたくなる効能がついてるやもしれません。ついてなかったらごめんなさい。

というわけで、最終回は出版予告を先にもってきました。
私のコピーの本が、パイ インターナショナルから12月23日発売予定です。タイトル「私、誰の人生もうらやましくないわ。」、サブタイトル「児島令子コピー集め」。デザイン佐々木俊(AYOND)。よろしくお願いします。

1週間、本の内容について毎回ここであれこれ紹介してきましたが、発売まで1ヶ月以上あるので、きっとみなさんすっかり忘れてしまって、12月23日頃は楽しく年末をお過ごしのことと思います。

で、よろしければ、ブックマークなどいかがでしょうか。パイ インターナショナルの、この本のページです。

https://pie.co.jp/book/i/5681/

ブックマークじゃなく、予約しちゃうという手も…。Amazonでも予約できます。書影(本の画像のこと)や本の情報は、今後随時更新します。

 

◎ここからコラムです。

1週間書いてきた怖いコラムもついに最終回。毎日怖がらせてごめんなさい。1回目で書いたように、出版予告がメインコンテンツで、それを読んでもらうために書いた下心あるコラムでした。

それは、企業がCMを見て欲しいから1社提供の番組を作るようなもの。番組ひとつ作るってすごくコストがかかるのに、それをする企業の目的って?ただCMを見てもらいたいだけじゃなく。番組の内容が、企業イメージやブランディングにいい影響を及ぼすことも狙ってるんじゃないかな。

私のコラムもそのつもりでした。がんばって手を抜かずちゃんとコラム書いたら、本のイメージも上がって、期待感もわいて……と。でもこれ、うまくいったのかなあ。「もう、児島さんのコラム、怖いからいや」「本も怖いこと書いてあったらやだやだ。」なんてことになってないかなあ。

そんな不安を抱きつつも、本日は、「読むとみるみるコピーが書けなくなるコラム」のまとめです。若い人に向けてです。

誰だって、いいコピーを書きたいなと思いますよね。いいコピーが書けるハウツーなんかも勉強するかもしれません。それもいいけど、だからといってすぐに具体的にいいコピーが書けるものでもないです。

そこで提案。ばくぜんといいコピーを書くぞっていう意識でなく、具体的にこういうのは書かないよっていう意識で課題に向かってみる。案外いいコピーになる近道かもです。コラム①から④までで語ってきた真意はそこにあります。

「これを書きたい」がいまいち見えてないときも、「これは書かない」の意識はもてるはず。

コピーライターにとって、「これを書きたい」と同じくらい、いやそれ以上に、「これは書かない」は大事なことだと私は思うので。

「これは書かない」は、人それぞれでいい。それがいつか個性になっていく。Aさんの「書きたいこと」が、Bさんの「書かないこと」かもしれません。いいんじゃないかな。TCC会員900人以上いる意味ってそういうことかもだし。

どうですか。怖い話はじつは、明るい話だったってこと、気づいてもらえました?

 

◎次のバトンはこの人!

それでは、次の走者のご紹介です。1週間前、このコラムを書き始める前です。次の人頼んでおかないと!と、メールでお願いしたら、二つ返事でOKしてくれた人です。「断れる理由が見つかりません!」と。うん?断れるの「れる」が気になるけど、まっいいか。とにかくいい人です。

その人の名は、古川雅之さんです!!みなさんが知ってる古川さんのイメージは、あの大阪っぽい古川さんですが、じつはオフの古川さんは印象違うんですよ。私、オフの写真をメールで送っていただいたことあるんだけど、もう、ジョニー・デップにしか見えなかったです。アングル違いは、ブラピそっくり。

そんな古川さんと私との出会いは、ずいぶん古いです。初めて会ったのは、CM監督の中島信也さんと一緒に飲もうと約束してた夜。古川少年を連れてきたのです。いや当時すでに大人だったけど、なんか寡黙な少年ぽかった。まだ炸裂前夜の前夜の前夜くらいでした。それがいまやのりにのったクリエイター。電通関西の雑談王。98パーセント冗談しか言わないOCC会長。そして最高の愛妻家。

来週は気分をがらりと変えて、古川ワールドをお楽しみください。じゃ、よろしくね古川さん!

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