リレーコラムについて

「3冊目の本の話」

坂本和加

 

来週15日に書店発売になります。3冊目はダイヤモンド社の本!

 

一つ目は、靴下でできた猿の人形のために。

二つ目は、ラジオのために書いた商業詩をポエムにして。

三つ目は、ビジネスを加速させるために!書きました。

 

どれもコピーライターという立場で書いた本。

でも3冊目がもっとも長い。224頁。

10万字くらいが収められている、ことになる。

ふだんから10文字くらいで生活している私としては、

いくらなんでも長すぎる。でもそれだと本にはならないのもわかる。

 

春に企画が通り、いよいよ書く段階になった。

 

途中こんなの誰が読むんだろう、とメソったり。

余分なことをしたために

ここは最初からやり直しです!などもあった。

恥ずかしいので出し惜しみもしてみたが、

セコいと思って腹をくくった。

 

書けたら夏が過ぎた。

 

編集者のHさんは原稿を渡すたびに

ほんとうに細やかに感動してくれた。

ネタの引き出しを開けるのを手伝ってくれた。

ギョーカイの話は「いりません」ときびしかった。

 

すべての原稿を渡した後、急に静かになったと思ったら、

1ヶ月ぶりのメールに添付された原稿は

31のメソッドに項目立てされていた。

 

わ〜〜!まさに「編集の妙」。

拙かった原稿は、もはやダイヤモンド社のたたずまいだった。

まぶしい。私はガチで度肝を抜かれた。

これ書いたっけ?と聞いてしまう。はい!と言われる。

 

あとは、たくさんのプロフェッショナルの方々の手で

全方位でイケてる書籍に仕立てられていった。

関わる人の書籍愛も随所にすごかった。

 

メールをもらったまさに1年後に、刷り見本が届いた。おお!

 

Hさんは、どこにも書かれたことのない、

手垢の付いてない本ができました!と言ってくださった。泣けた。

 

私もまた読んでみたところ。

独立前と後と。私という窓からみた景色を書いたら、

ご縁のあったたくさんの方のおかげだった!涙。みたいな本でした。

 

発売日は、一倉さんのお誕生日の翌日というのもうれしいのです。

どうぞよろしくお願いします。ご予約発売中です!

 

 

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