アウト
TRUEの都築です。
金城学院大学の都築です。
都築研究室のドアは、鍵をかけません。
つねに開かれた場所でありたいからです。
都築ゼミは、週2日。
月曜2・5限と木曜4・5限です。
必要に応じて、延長・土日の稼働もあります。
春休み、夏休み、冬休みは、月曜10時〜15時と木曜10時〜15時。
自分が山登りに出かける間だけ、休みです。
2年生の12月半ばに3年生のゼミが決まるのですが、
早速12月中にキックオフして最初のプロジェクトを始めます。
3年の4月からスタートすると、早期化著しい就活の影響で、
学生がゼミに集中できる期間がなくなってしまうからです。
着任して2年目には大学一厳しいと噂されるようになり、
「ブラックゼミ」の呼称が定着しました。
深い時間帯にメールやLINEをすると、「電通時間」と言われます。
研究室で指導をしていると、ゼミ生が泣き出すことがあります。
ドアの鍵は、かかっていません。
資料を探しにきた学生が、背中を丸めて「失礼しました!」と出ていきます。
腕組みしている男性教員と泣いている女子大生が、狭い空間で1対1。
切り取られたら、アウトです。
大学は、本業(研究・授業)以外の仕事も多くて驚きました。
無数の校務があり、つねに何かの委員をやることになります。
「ハラスメントの防止と対策に関する人権委員」の委員長に推されたので、
「元電通ですけど、いいですか?」と念を押すと、教授たちは苦笑い。
満場一致で、ハラスメント委員長になってしまいました。
いつか自分を訴える投書が届くんじゃないかとハラハラしながら、
来年3月の任期満了を待っています。
つづく
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