コトバのおすそわけ②
こんにちは。斉藤直之です。
コトバのおすそわけ、2日目です。
おすそわけアーカイブは63本あるのですが、
5つ選ぶ、というのがとても難しくて、
2日目ということで、割と広く共感してもらえそうな
テーマを選びました。
では、どうぞ。
●
なにかを話すとき、根っこをつけたまま言うといい。
根っこをぶら下げたままで。土をつけたままで。
それが一番良くわかる。どこから出てきた話か。
チャールズ・オルソン
今日は米国の詩人のひとこと。
ビジネスでもプライベートでも、言いたいことはソリッドに、
研ぎ澄まして、整理してつたえようとするのが、
あたりまえです。
が、意外とそうでもないこともあるぞ、
という提言です。
メールを使って、徹底して無駄のないコミュニケーションだけで
仕事を進めていると、どうもしっくり行かないな、
という気持ちになったりしませんか?
会って、ポロっという一言や、メールの温度感のある
いい回しなどが、実は一番重要な情報になったり。
そこで伝わることが、実は仕事の大事なことを決めていったり。
なんていうことは、実はよくあります。
また、相手の話のポイントを聞きたくて「なんで?」
と聞いてしまうと、余計によくわからなくなることが、よくあります。
そんな時は「どんな流れでそうなったの?」
と聞くと、余計な情報がコミでシェアされて、割と状況をつかみやすいし
納得できる話が聞けることが多い、と言います。
(試したことはないですが、やってみようと思ってます。皆さんも、
アカウントからのありえない戻しが来た時などに、試してみてください)
働き方改革以降、オフィスでの無駄なコトバは
ちょっと居心地の悪いほどに嫌われていますが、
たまには、土のついたコトバのやりとりに含まれる成分の役割を
考えてみるのも良いのではないでしょうか。
今日は、米国の詩人のコトバからの、
おすそわけでした。
4826 | 2020.02.14 | コトバのおすそわけ⑤ディビットヒューム/マービン・ミンスキー |
4825 | 2020.02.13 | コトバのおすそわけ④ノーム・チョムスキー |
4824 | 2020.02.12 | コトバのおすそわけ③オスカーワイルド/アンディ・ウオーホル |
4823 | 2020.02.11 | コトバのおすそわけ② |
4822 | 2020.02.10 | コトバのおすそわけ① |