コトバのおすそわけ③オスカーワイルド/アンディ・ウオーホル
みなさんこんにちは。
コトバのおすそわけの第3回です。
今日は、山口周さんの
『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか』以来、
昨今の業界でよく取り沙汰される「アートとビジネス」
についてのおすそわけです。
では、どうぞ。
●
銀行家が夕食会に集まるとアートについて議論し、
アーティストが夕食会に集まるとお金について議論する。
オスカー・ワイルド
『アーティストのためのハンドブック
~制作につきまとう不安とのつきあい方~』
から拾ったひと言です。
確かにそうかも知れないな、と思わせる
妙な説得力がありました。
夕食会にふさわしい話材という視点よりも
アーティストと銀行家のコントラストに、
面白さを感じました。というか、アート界と金融界は、
日経新聞の文化面が充実しているように、意外と
近い場所にあるのかもしれませんが。
お金がたまると使う場所が必要になり、
必然的に唯一無二の価値を持つものへと意識が向かう。
唯一無二のものを創っていると、本音ではその市場価値が気になる。
なんだか、面白い対比だな、と思いました。
ちなみに、アンディ・ウォーホルは
「うまくいっているビジネスは、最高のアートだと思う」
と言っています。アップル社という会社は
ジョブスのアート作品である、と言えば、そうかもしれないな、
と思うし、ビジネスとアートを対極の概念として考えることが
もう、なんだか今日的でないのかもな、とも思います。
今日は、2人の天才アーティストの
コトバのおすそわけでした。
4826 | 2020.02.14 | コトバのおすそわけ⑤ディビットヒューム/マービン・ミンスキー |
4825 | 2020.02.13 | コトバのおすそわけ④ノーム・チョムスキー |
4824 | 2020.02.12 | コトバのおすそわけ③オスカーワイルド/アンディ・ウオーホル |
4823 | 2020.02.11 | コトバのおすそわけ② |
4822 | 2020.02.10 | コトバのおすそわけ① |